(一)この世界ごと愛したい





そして、ふと思い出した。


昔アレンデールの城から抜け出して、一人で迷子になったことがある。


丁度パパは戦でいなくて、ハルが私を必死に探して真っ暗な山の中で私を見つけてくれた。



その時もこんな風に、朝が来るまで二人で地ベタに転がって過ごしたなー。




…ハルとアキトは共通点が多いと思った。






「リン、大丈夫か?」


「何がー?」


「寒くねえかって言ったんだよ。」


「私は大丈夫だよー。」



滅茶苦茶寒いけども。


言ったところでどうしようもないし。



手先や足先の感覚はあんまりないです!!!





「あー…どうしろってんだよ。」



アキトが一人で呪文のようにブツブツと何か言っている。