「外出許可もらうのに、私が戻らなきゃ首を刎ねろって。」
「別に深い意味はねえ。勝ちに貪欲になるのは当たり前だ。そして、勝つために必要だと俺が判断しただけだ。」
「…そっか。」
そりゃ誰だって勝ちたいよね。
そして私を連れて来れば、勝てると思ってくれたんだね。
「お前こそ何でそこまで必死なんだよ。」
「……。」
「勝っても負けても、お前には関係ねえ気がするけどなあ?」
確かにそれは本当にそうなの!!!
「勝って得られる名誉も恩賞も、名声だって私はいらないよ。」
「にしては頑張るじゃねえか。」
「だけど、私が負けたらレンが死ぬ。」
理由なんて、それくらいしかない。
「それに追加で、そんな私に賛同してくれる将や兵が増えたからね。私は力を尽くさなきゃだよ。」
「…律儀な姫さんだな。」
律儀なのは断れる戦を断らず、私とるうを守ろうと戦場に立つことを決めたレンだ。

