あれから国の復興を着々と進め、傷付いた国そのものを立て直すことを最優先した。
ママの決断で、助かった命も予想を遥かに超えて多かった。
るうは私が到着した日の、更に二日後に帰って来た。
戦場で立派に戦いを終えた馬は疲れもあるため、帰りの軍の足が遅れることは良くある。
それでも早く帰って来てくれた方だ。
そんなるうや、この国から離れなければならないと考えると悲しくて寂しい気持ちになる。
「リン。」
「あ、るう。北側の外壁の補修が随分遅れてるみたいなんだけど。手が空いたら様子見て来てくれるー?」
「……。」
「何とか復興の目処が立つところまでは進めたいの。外壁がしっかりしないと、みんなの不安を煽り兼ねないしね。」
誰かから、事の顛末を既に聞いたんだろうるうは、何か言いたそうに私を見るだけ。
「…よろしくね。」
それだけ伝えて執務室を出た。
実質王不在の今、自然と私に政や軍事に関わる話が降り注ぐ。
けど政に関してはさっぱり分からないことが殆どなので、元々パパの側近だった人や重臣達に素直にお願いすることにした。
逆に軍事や復興に関しては私が担って、役割分担して何とか回っている状態。

