(一)この世界ごと愛したい






もう本当に真っ暗で、辺りも良く見えないのでとりあえず馬から降りて歩いてみる。




「ねえ、寒い。」


「ふざけんな。俺だって寒い。」



時は二月。季節は真冬です。



あまり目立つことはしたくないが緊急事態だ。


火を起こしましょう!!!



あまりの寒さに命の危険さえ感じます。






「え?それ燃えるの?」


「俺が知るかよ!?」



生活力のない二人で遠出は命取りです。


るうがいれば、何でもスイスイやってくれるから甘え過ぎてたなと反省する。





「見ろ!これが俺の炎だ!」


「わあ、アキトすごいっ!!!」


「リン急げ、早く木!枝!持って来い!」


「え!?」



辺りを見ると木が見えたので、私は光の速さで木をアキトの方へ斬り倒す。




「お前馬鹿か!?火事じゃねえか!?」


「あらー。よく燃えるねー。」


「これどうすんだ!?」


「あったかーい。」