(一)この世界ごと愛したい





「心配してくれてるの?」


「レンは初陣で戦のことなんてまるで分かってねえだろうが、今回戦に加わる俺も他の将軍達も別に弱かねえよ。」


「そんなこと分かってるよ。」



でもね。


私は全てを信用してはいない。


そんなこと出来はしない。





「私は大丈夫だよ。ありがとうアキト。」


「強情だなあ。」


「戦に関してだけはね、絶対に妥協したくないの。後悔しないように出来ることは全部やる。」



今までも、これからも。


これが私の戦い方だから仕方ない。






そうして馬を走らせ続け、すっかり陽が落ちて来たので一旦休憩することになった。


どこか街か人里があれば、民宿にお邪魔するところだけど。






「…真っ暗だね。」


「お前まさか考えなしか!?」


「…この辺で寝る?」


「俺は将軍なんだが!?」



そんなこと言い出したら私だって姫です!


一応!!!