「王が広間で待ってるってよ。」
「はーい。」
「俺別件で行けねえけど、無茶すんなよ?」
あれ、そうなんだ。
ただの話し合いだけだからいいか。
「うん。」
「アキトは?」
「まだあそこにいる。」
さっきからまだずーっと女の子たちと戯れてる。
「俺が引っ剥がして向かわせるから、お前ら先に行ってろ。」
「わかった。よろしくねー。」
アキトはるうに任せて。
私とレンは、セザール王の待つ広間へ向かう。
相変わらず荘厳な扉。
私は迷いなくその扉を開けると、セザール王が相変わらず嬉々として私へ目を向ける。
「ごきげんよう、陛下。」
「姫から会いに来るとはこれほど嬉しいことはない。何かあったか?」
「今日は陛下に、お願いがあって参りました。」

