(一)この世界ごと愛したい






「おい待てコラー!!!」




後ろで未だ叫んでいるが、知らん。


レンを置いて来たのは、そんなアキトを鎮めてもらうためだ。



…レン、後はよろしく!!!





「あんな面白い将軍もいたんだねー。」


「俺は気に入らん。」


「けどいい収穫だよ。アキトに本陣を守ってもらえるなら、私とるうが自由に動ける。」



本当に、彼には救われた。





「あと城の下見に行く時は、るうはお留守番しててね。」


「ああ!?」


「だってレン一人になっちゃうし。」


「別に良いだろ。」



良くないでしょう。


本当はるうだって心配なくせにー。





「すぐ戻って来るよ。」


「……。」



自分の部屋に帰って来て。


思いの外疲れた私はすぐにお風呂にして、ゆっくりしてからまた戦について考える。