「…あんたはちょっと背負い込みすぎだな。」
「え?」
真剣な眼差しで私を捉える。
「レンとは昔からの付き合いで、餓鬼の頃から知ってる。」
「…そうですか。」
「だから、姫さんに頼まれるまでもなく俺は手を貸すつもりだったんだけど。」
「…?」
不思議な人だ。
話がコロコロ変わるからついて行けない。
「レンお前しっかりしろよ。お前が思ってるほどタフじゃねえぞ、この姫さん。」
そう言ってアキト将軍は私の頭をぽんぽんと叩く。
…その手が、どこかハルに似ていて。
温かくて、懐かしくて。
パッと離れたその手を、私は反射的に掴んだ。

