(一)この世界ごと愛したい






私の言葉に大笑いするアキト将軍。




「面白え姫さんだなあ。」


「……。」


「マジでアレンデールの戦神か?」


「…まあ。」



アキト将軍は、それはもう豪快な人で。


底抜けに明るいし、レンと接点があるようには思えないんだけど。





「で、そっちが姫さんの副将か?」



るうを見てそう聞くので、私は頷く。


自己紹介をと思ったが、それはまたみんなで集まった時でいいかと考え私は再び歩き出そうと試みる。








「…お前は見てるだけか、レン。」


「……。」


「お前の戦だろ?」



笑っているかと思えば、急に真剣な顔になりレンを叱っている。



…忙しい人だ。





「私がレン様を戦に巻き込みました。叱責なら私が伺います。」


「……。」


「…?」



咄嗟にレンを庇ったものの、黙り込まれる。