「なあ、リン。」
「なにー?」
「勝率どんくらい?」
今日なに食べる?くらい軽く聞くるう。
…人の気も知らないで。
だけど隠しても仕方がない。レンもいるけど。レンにも知っててもらわねば困る。
「…元々詰んでるからね。」
「え?」
「勝率も何も、私が思う勝ちに持っていこうと考えたら最早お手上げ。どこをどう動かしたって無理。」
城を落として。るうとレン、そして私が無事に帰還することが私の最善の勝利とする。
だけど現状、限りなく無理だ。
「まじ?」
「大まじ。」
「お前そんなこと今までなかったろ。」
「それはそうだよ。アレンデール兵を率いるなら絶対勝てるもん。」
るうはここでようやくこの戦を不安に思ってきたのか、分かりやすく狼狽える。
「でも、お前なら…な?大丈夫だよな?」
「私だってわかんないよ。全く未知の兵を率いて戦うなんてやったことないし。」
「リン、落ち着け。お前なら大丈夫だ。」
「だから今頑張ってるじゃん!?」
もう喧嘩にも近い私とるうの言い合い。

