あまりの荷物の多さに驚くレン。
もう部屋に戻ってくれて構わないんだけどな。
「おかえり。とりあえず地図から見る。明日は本部行くの問題なさそう?」
「ああ。午後から人集めてくれるってよ。」
話が早くて助かる。
あとは、とにかく建城された城の規模を把握したい。
本当だったら絶対に下見に行きたいんだけど。外出許可どうにか降りないかなー。
「……。」
地図を眺める私と。
自分の荷物の荷解きをするるう。
それを不思議そうに見るレン。
「ルイ何その荷物。」
「…俺どうせしばらく帰してもらえねえし。」
無駄にドヤ顔でレンに威張るるう。
「え、泊まり込み?」
「そんなとこだ。」
「…そんなのありなの?」
「ありに決まってんだろ。」
ギャーギャーと後ろで騒いでいるるうとレン。
「騒ぐなら出てって。うるさい。」
私が怒ると二人とも静まり返る。
それにしても、この地図。
セザールの東側。今まであまり気にしなかったが、これほどまでに栄えた土地だったのか。
それは国としては是が非でも取り戻したいわけだ。
海が近いので、港町がある。
貿易や国の経済を回すのにこれほど利点のいい場所はないな。

