その言葉からレンはレンなりに、この戦が不利なことには気付いてるんだと分かった。 分かったから、私はレンの手を取る。 「…じゃあ、覚悟は決めておいてね。」 「うん、戦に行くことは自分で決めたから。」 そうじゃない。 レンが出陣することで、私が恐れているのはそこではない。 「…違うよ。」 「え?」 誰よりも優しいレンだから。 私は、心配なんだ。 「…命を見捨てる覚悟を、決めてほしい。」