私はそっとレンの腕を掴む。
「…エリク様、私は約束を守りました。あなたもどうか、先ほど仰ったことを忘れぬよう果たしてくださいね。」
失礼しますと、礼を通して。
私はそのままレンを引っ張り、るうを連れて広間を出て私の部屋へ連れて行く。
「……。」
「……。」
「……。」
私の部屋に着いたものの、誰も口を開こうとはしない。
そんな中、開口一番文句を言うのがうちのるうさんなんですよね。
「…あのクソ王子やっぱ斬っとくべきだったか?」
「…るうは斬らなくていいよ。」
もし、そんな機会があるとしたら。
「私が斬る。」

