(一)この世界ごと愛したい





私はそっとレンの腕を掴む。





「…約束は果たしました。エリク様もどうか、先程仰ったことを忘れぬよう果たしてくださいね。」



失礼しますと、礼を通して。


私はそのままレンを引っ張り、るうも連れて広間を出て自室へ連れて行く。







「……。」


「……。」


「……。」



私の部屋に着いたものの、誰も口を開こうとはしない。



そんな中、開口一番文句を言うのがうちのるうさんなんですよね。





「あのクソ王子やっぱ斬っとくべきだったか。」


「るうは斬らなくていいよ。」



もし、そんな機会があるとしたら。










「…私が斬る。」