セザール王とエリクの親子喧嘩の決着を見届け。
解散となったこの集会。
みんなが広間から去り行く。
セザール王でさえ、余程疲れが溜まっているのか自室に戻って行き、残ったのは私とるう。
そして、エリクとレン。
「姫、約束を守ってくれて助かった。」
「…これが、狙いだったんですね。」
「大体は予定通りです。ですが、まだ布石に過ぎません。本番はここからです。」
これだけの人間を、思いのままに操っておいてまだ布石か。
途端にこの男が傑物に見える。
「姫には見えているんでしょう?」
「……。」
「この戦の行く末を、見据えられるのは私と姫をおいて他にはいない。」
…そう。
見たくはないが、無意識に読めてしまう。
この戦は、既に詰んでいる。

