「ディオンは甘くはない。お前一人討ち入ったところで勝ち目はないだろう。」
「こちらには、戦神である姫がいます。」
「……。」
「姫のご加護があれば、すぐにでも領土はセザールへ戻るでしょう。」
おいおいおいおい。
簡単に言うな!?すぐには無理だよ!?
「…姫はどう考える。」
あーあ。
本当なら難しいですねーって、適当に逃げるところだけども。
ここで私が引けば、るうの裁判が始まってしまうんだろう。エリクが今も不気味に笑ってるし。
「…陛下が望まれるのならば、その御心のままに。」
これで、エリクとの約束は果たせたのだろうか。

