広間の玉座にあたる椅子に、深々と腰掛けるセザール王。
その前、中央に立つエリク。
周りには久方ぶりの第二王子スーザンと、その隣にレンがいる。
もちろん、他にも文官の類の人たちはいる。
私の入室と同時に、この場の全員の視線は私に向く。
「おお、姫よ。変わりないか?」
「陛下、ごきげんよう。長旅でお疲れのところお会いできて光栄です。」
「良い。そなたの顔を見るだけで疲れも飛ぶ。」
「恐れ入ります。」
そう言いながらも、さすがのセザール王の顔に疲れが見える。
そして、やっと来たかと期待の目を向けるエリク。
この二人が揃うと気味悪いわー。
「父上、姫も参られたので先程の話の続きを。」
「くどい。お前は早く南の城へ戻れ。」
「いいえ。私は何としてでも姫が欲しいと考えております。諦めることなど出来はしない。」
わあ、なんか猛烈にアピールされてる!!!

