答えは否。
エリクはそんな生易しい性格ではない。
私の中で想像し得る最悪のパターンを考える。
「私が戦でされて嫌なことってなんだろう?」
「は?」
「エリクならそこを狙うかなって。」
るうはうーんと、少し考える。
「お前は作戦も順序立てて組み立てるし、欠点らしい欠点を掴ませない戦展開だし。そこそこ臨機応変に対応できる…と思うけど。」
私と戦で最も多く肩を並べたるうが、一番私の戦を理解しているといっても過言ではないだろう。
私はるうの言葉に耳を傾ける。
「お前が戦で一番弱る時は、大体守りたいもんが傷付いた時だろ?」

