(一)この世界ごと愛したい





答えは否。


エリクはそんな生易しい性格ではない。



私の中で想像し得る最悪のパターンを考える。





「私が戦でされて嫌なことってなんだろう?」


「は?」


「エリクならそこを狙うかなって。」




るうはうーんと、少し考える。




「お前は作戦も順序立てて組み立てるし、欠点らしい欠点を掴ませない戦展開だし。そこそこ臨機応変に対応できる…と思うけど。」




私と戦で最も多く肩を並べたるうが、一番私の戦を理解しているといっても過言ではないだろう。



私はるうの言葉に耳を傾ける。








「お前が戦で一番弱る時は、大体守りたいもんが傷付いた時だろ?」