(一)この世界ごと愛したい





私とるうは一旦部屋に戻ってきた。




有益な情報かと聞かれるとまだ分からないけど。それなりに収穫はあった。





「あと五日かー。」




セザール王が帰ってくる。



あーやだなー。


阿呆王と阿呆王子が揃うのか。その間に自ら挟まれにいかないといけないのかー。






「なあ、リン。」


「んー?」


「俺はとても嫌な予感がします。」





るうがそう思うのも無理はない。



この情報収集で得た情報で、私は一つほぼ確信を持って言えることがある。





「でもアレンデールに帰ってって言ったって、るう帰らないでしょ?」



「…まあな。」






十中八九、私は戦に駆り出されるだろう。