そして私は、ここ最近来れていなかった書庫に赴き満足するまで本を選び倒し。
情報収集のために王宮内を、るうとぶらぶらと歩き回る。
私はこの王宮ではかなり目立つ。
それはもうヒソヒソヒソヒソと、ずーっと遠巻きに何か言われている。
けど、それも致し方ない。
「あ、姫様だ!」
「本当だ!姫様ー!!」
中にはブンブンと大きく手を振ってくれる、恐らく一緒に稽古した兵士だろう人もいる。
私は微笑み、適当に流す。
すごくすごーく嬉しいんだけどね。今はちょっと構えなくてごめんね。
「これはこれは姫様、ごきげんよう。」
「ごきげんよう。」
「こんなに近くで拝見できて嬉しゅうございます。」
恐らくそこそこの役職の文官。
ようやく捕まえた。
「滅相もございません。」
「本日はいかがなされましたか?」
「とても立派な王宮ですが、まだあまり知らないので少し歩いて理解を深めようと思いまして。」

