身体が重い。
体調じゃなくて物理的に。身体の外側から重みを感じる。
あまりに寝苦しくて思わず目を開ける。
「…ん?」
目の前には、るうの無駄に男前な寝顔。
あれ?昨日私一人じゃなかったっけ?
あれ?るういたんだっけ?
寝起きで頭が回らないなりに思い出し、昨日は本を読みながら眠ったことを思い出す。
ということは目の前のるうは、勝手に入ってきて勝手にここで寝ているということだ。
「……。(ま、いっか。)」
ちゃんと眠れたみたいで安心した。
私はそっとるうの頭をよしよしと撫でる。
「っ…ぐ、ぐるしい。」
私を抱きしめながら眠ったるうの腕に、力が入り更なる圧が私を襲う。
「る…う?」
「……。」
「あれ、まだ寝て…る?」
「…寝てる。」
起きてんのかーい。
力強過ぎて苦しいんだって。
「るう?」
「…何。」
「おはよ?」
「…おはようございます?」
よくわからない疑問系の挨拶を交わす。
私は離して起きようかって意味も込めていたんだけど、るうは起き上がる気はないようで。
今も尚、私を離す気はないらしい。

