私に出来ることはやる。
るうのために、レンのために。
まだ守りたいものは両手に収まる。
きっと大丈夫だと信じよう。
「俺は大丈夫だよ。ルイの気持ちも、君の想いも、ちゃんと分かってる。」
レンはそう言って優しく笑った。
「ただ、もしもの時はレンは自分を優先して。元々敵国から来た私とるうを守ろうとはしないで。」
「君は時々本当に腹立たしいね。」
は、腹立たしい!?
そこまで言われるほどのこと言った!?
「ルイはさて置き。俺は君のことを敵国から来たただの姫だとはもう思ってないよ。」
るうをさて置かないでおくれ。
「その気持ちも分かるし嬉しいけど、それでも自分を大事にしてほしい。」
「…気持ちは分かるって、君が分かってるようには思えないんだけど。」
「はい?」
「俺は自分の命より、既に君のことが大事だよ。」

