(一)この世界ごと愛したい







「改めて、あの日の返事をお聞かせいただけますか?」



エリクは初めからこのつもりだった。


私が拒否出来ない状況を作り出し、その上でイエスの選択肢しか与えない。









『私の申し立ての、後押しをしていただきたい。』




あの日の答えを。







イエスならエリクの思惑通り。


ノーならるうが死ぬ。








「…お引き受け、いたします。」





迷うことすら許さない選択肢。




エリクとは、こう言う男だ。







「良い返事で安心しました。それでは、来たるべき日はよろしくお願いしますね。」