レンは驚いたように、少し嬉しそうに笑う。
「君は本当に変わってるね。」
「そうー?」
「…この部屋に来る人は、みんな呆れるか怒るか無関心かのどれかだからね。」
そうなの!?
勿体ない。どんな関係性の人が来るかは知らないけど。私からすれば、情報の宝庫だし興味しかないから気持ち全然わかんない。
「私はすごくレンらしくていいなって思うけどねー。」
「…君は俺を喜ばせる天才なの?」
はい?
別に喜ばせようとは思っていませんが???
「それで?」
「それでって?」
「俺を喜ばせて君は俺をどうしたいの?」
「…どうもしないけど。」
もうこの人何言ってるかわかんない。
何考えてるかもわかんない。
ここの王子たちの思考は、私には読み取れないことが多すぎるんですけど。
「…これ以上は危険かな。」
「あ、そうだ。」
私はレンの匂いを嗅ぐべく、レンの体に顔を近づける。
「…やっぱり。この部屋とレン同じ匂いだよね。これってお花っぽい匂いだけど、香かなにか?」

