「いいよ。」
「やったっ!ありがとうっ!」
私は本棚に駆け寄り、とりあえず一冊手に取ってみる。
うん!難しい!
薬に関する専門書だろうか。馴染みない単語ばかりで本当に難しそうだけど、読み解いてみたい。
次の本、次の本と手を伸ばしてページを捲ってみるけどどの本もそんな感じで。
…楽し過ぎる!!!
「レンー!これってこの薬の調薬方法だよね?あれ?でも効能書いてない…あ!そっか!それはこっちに書いてあったかも!」
「…うん。」
「あーでもやっぱり難しい。とにかく薬草の名前を覚えないと。向こうに図鑑っぽいのあったよね。」
「…そうだね。」
すごいよー!!!
この国にはまだこんなに本が溢れていたのかと、感動している私は本棚からレンに視線を向ける。
「ここ、宝箱みたいだねっ!」
「宝箱?」
だってこんなにワクワクすることってそうはないよ!?
本当ならここに滞在して、全て頭に叩き込みたいところだけど。叶わないのが惜しい。

