(一)この世界ごと愛したい






「……。」


「とにかく入る?散らかってるけど。」



色々言いたいことは山程あるが、レンの部屋見たさの好奇心に負けて、私はレンの部屋にお邪魔することにした。





「…え…?」




部屋のドアを開けると、壁一面本棚になってて医学書と思われる本がびっしり。


引き出しがたくさんある棚には、それぞれ引き出しに薬草の名前が書かれてて、中に該当の薬草が入ってるものと思われる。


机の上はなにやら資料なのかノートなのか、とにかくごちゃごちゃしている。




そして、部屋は香のようないい匂いがする。


いつもの、レンの匂いだ。





「どうぞ?」


「お、お邪魔します。」




部屋に入り、座ってと言われた椅子に座る。


しかし、正直気になるものが多すぎてうずうずする。まずは本見たい。それから薬草の引き出しも開けてみたい。




「お茶淹れるね。…って、そんなに気になる?」


「うっ…。」


「本当に珍しい子だな。」


「…ちょこっとだけ、見てもいい?」




もうこの好奇心は止められません!!!