でも、思えばレンの部屋を知っておくのは今後役に立つかもしれないので、ここは大人しく着いて行こう。
今朝も部屋の場所分からなくて困ったし。
こうして私の手を引いて歩いてくれるレンを見ると、本当に顔は信じられないくらい綺麗だし、背も高いし。
私を軽々持ち上げられる力もあるし、身体の線もそこまで細くない。
…なんで今まで結婚出来なかったんだろう。
ちなみにうちのるうは本人に結婚の意思が皆無で、永遠にかなりの数の縁談を断り続けていた。
レンもそうだったのかな。
そんなことを考えてると、前を見据えて歩いていたレンの紺碧の瞳が私に向く。
「俺ばっかり見てたけど、道覚えられた?」
「…あ。」
どうやらレンの部屋に到着した模様。
…ああ、私の馬鹿!!!
「みっ、見てない!!!」
「そう?帰りは一人で平気?」
どうして今日のレンはこんなに意地悪なの!?

