…えー…っと。
そんなこと言われたことないし、女の子扱いなんて記憶上あまりされた経験もない。
更に可愛いだの大切だの、サラッと言ってくれるレンに魔性はどっちだと本気で思った。
「……。」
「…姫?」
返事をしない私を不自然に思い、レンは私を振り向かせようとする。
「っま、待って…!」
「え?」
たぶん、私の顔は赤くなってたと…思う。
だって!そんなこと言われたことないし!
どんな反応すればいいかなんて分かんないもん!!!
「…照れてる?」
「ちがう!」
「あー…可愛過ぎて、なんかもうどうでもいいや。」
まだ赤いだろう顔を一応手で覆ってみるものの、レンには恐らくバレバレで。
そんな私のもう片方の手を引いて、レンは歩き出す。
「ど、どこ行くの。」
「俺の部屋。やっぱり送ってもらおうと思って。」
前言撤回!!!
私はもう大人しく自分の部屋に帰りたいです!!!

