その姿が、まさに王子様っぽくて思わず笑ってしまう。
「なんで笑ってるの。」
「ごめんごめん。なんか王子様っぽくて、つい。」
「……。」
「っえ…!?」
レンはそのまま私を抱き上げた。
るうが良くやるやつだ。お姫様抱っこだ。私がもう慣れたやつだ。
「お、降ろしてっ…。」
「俺は王子で君はお姫様だから、こんな感じじゃないの?」
「意味が分かりません!」
勝手に非力だと思っていたけど、レンは軽々私を持ち上げる。
男子の生まれ持った筋力とはなんと羨ましいことか!!!
「…君との稽古なら、俺もやってもいいかな。」
「へ?」
「気が向いたら、だけどね。」
レンと稽古?
ちょっと楽しそうかもしれない。

