午後の部も、まずは一人ずつ様子を見て。
そこから五人ずつ。
朝と全く同じ流れで、大体同じ時間打ち合いを続けた。稽古している時は時間の流れが早い。
「姫様、もう一度お願いします!」
「俺も!!」
もう夕方で、日の入りも近い。なんせ兵たちはボロボロの泥だらけ。
これ以上やったところで得るものは少ない。
「…今日はここまでにしましょう。」
しょぼーん。
と肩を落とし落ち込む兵士たち。
…強くなりたいと願うその気持ちは、私にも痛いほどわかる。
「…あと一周だけですよ?」
「っ…ありがとうございます!!!」
泣きの一周を終わらせて、兵たちは満足そうに隊舎へ戻っていく。
あー。私の馬鹿。
いつかまた敵として戦場に立つかもしれない兵に、感情移入して甘やかしてしまった。
「疲れたー…。」
朝からぶっ通しで、もう日は落ち夜になった。
「大丈夫?」
そう言って、レンが座っている私に手を差し伸べる。

