「さーてと。」
私は軽く伸びをして、剣を抜く。
そんなに時間を空けずに兵士達が次々にやってくる。
「とりあえず一人ずつ一周しますね。」
「…姫、ちょっと待って。」
兵士に声を掛けると、素直に従って並んでくれている。そんな時にレンが私を呼び止める。
「せっかく綺麗な髪だから、切れないようにと思って。」
レンは前回の時みたいに、私の髪を綺麗に結い上げてくれた。
「あ、ありがと。」
「うん。無理せずに頑張ってね。」
レンは私より女子力高いな。
そんな私たちを微笑ましそうに兵士たちが眺めていたんですけど。気付きませんでした。
「始めましょうか。」

