(一)この世界ごと愛したい





それはもう大きな声で。



すると、続々と人が集まってくる。






…が。




「お、多い…ですね。」



前回は約三十人前後。


今日に限っては、その倍から三倍はいる。




「おい!前回参加者は譲れ!」


「何故だ!新参者はいらん!帰れ!」


「ふざけるな!お前等はもういいだろ!」


「貴様が決めるな!」




何やら揉め事の匂いもする。


レンは目をパチパチとして、不安そうに私を見る。




「…隊長はどなたですか?」


「あ、私です!」



お前も参加者に混ざってんのかい!!!




「さすがにこの人数だと、回すのに時間がかかります。彼等の待つ時間も無駄になってしまいますし。」


「そうですよね。失礼しました。私が選別いたします。」




参加者も少ししゅんと肩を落としてくれる。





…私は別に全員相手しないとは言ってませんが?





「二隊に割り振ってください。午前と午後に分けましょう。」