いつもいつも、自分のことよりも私を優先する人だから。
私が言わない限り、るうは休まない。
るうとの稽古はまたの機会にして、私はレンに会いに行くことを決めた。
…決めたんだけど。
「私レンの部屋知らないや。」
チーン。
と音が聞こえそうなくらい虚しい気持ちですが、私はるうが淹れてくれたコーヒーを飲みながら考える。
レンのことだから中庭にいたら会えるかもということに気付き、中庭へ向かう。
「…あれ、姫?」
中庭までもう一歩というところで、まさに薬草お手入れ中のレンが私に気付いた。
「レンまた一人で来たの?」
「姫こそ。ルイは?」
「るうは今日は休暇ですー。」
休暇という言葉に不思議そうに首を傾げるレン。
そんなレンに私は事情を伝え、隊舎まで同行をお願いしてみる。

