(一)この世界ごと愛したい





部屋に戻り、シャワーで汗を流す。


その後はまたぼんやりと窓の側に一人、丸くなり座っていた。




「あー…。」



思えば私最低じゃん。


るうをパシリの如く使うだけ使って、そこから今まで稽古に付き合わせて、更に勝手に不安になって横柄な態度を取ってしまった。



冷静になると滅茶苦茶申し訳ない!!!




なので、ちゃんと謝りに行こうと思い立った。


まだ行ったことはなかったけど、るうの部屋はお隣らしいのでお隣のドアを叩く。



すぐにるうは出て来て目を見開いた後、私の腕を引っ張り部屋へ強引に引き込む。





「るうさっきはごめん!!!」


「その格好で部屋から出て来んな!?」


「あ。」



さっきシャワー浴びて、朝使えなかったバスローブ羽織っただけなのを忘れてた。




「うっかり…。」


「うっかりすんな!?」


「るうに謝らなきゃと思って…。」


「…はぁ。」



初めて入ったるうの部屋は、殺風景で本当に必要最低限の物しかなかった。


そして呆れているだけの部屋主さん。