一体いつまでこうしてたのか分からないが、気付けば時間だけが経過していて。
ドアが開く音で、私は思考を止めた。
「…リン、どうした?」
「おかえりー。」
「ただいま…って、何かあったか?」
帰ってきて早々、よく私の変化が分かるな。私って実は分かりやすかったりするのか?
言ってもいい気もするけど、言ったところで仕方ないのも分かってる。
それより今は…。
「…稽古に行こうっ!」
「おい!」
有無を言わさずるうから仕上がった剣を奪い、私は稽古場へ一直線。
「そうだ、お使いありがとね。」
「ああ。大丈夫か?」
「問題ないよ。」
るうが心配しているのは、私の治ったばかりの足の具合と思い悩んでいるその様子。
けど、本当に問題ない。
…きっと、大丈夫。

