(一)この世界ごと愛したい




この国は本当に面倒だ。



屋上にいる意味もなくなったので、私はるうにバレないためにも部屋へ戻ることにした。





「…よかったー。」



部屋に戻り、流石にまだ帰って来ていないるうに一安心する。


どこ行ってたって、しつこく聞かれるからね。




私はとりあえず一人で本でも読もうかと本を開くが、困ったことに集中出来ない。


あの阿呆王子のせいだ。



机に突っ伏して、再びエリクの思考を探るがこれと言って何も見えては来ない。