(一)この世界ごと愛したい





もうよく分からんが、分かったことにしよう。




「るう、今日はちゃんと一緒に行ってあげてね。」


「……。」


「あんまり怒らないでよ。私とも喧嘩する気ー?」


「…行けばいいんだろ。」




るうの説得も終え、レンも落ち着いたようだ。


私の髪を丁寧に拭きあげ、るうは朝ごはんの準備に取り掛かる。




「レンよかったね、るう行ってくれるって!」


「君に言われたら行くしかないだろうね。」




私が言わなくても、るうは結局ブツブツ言いながらも行ってくれると思うけどね。



ただもう二人の喧嘩もめんどくさいから。


とは言わなかった。





すると、コンコンとドアを叩く音がしたので今日は私が出ることにした。


もう動けますからね!




「あ、オリビアさん。おはようございます。」



訪ねてきたのはオリビアさん。





「おはようございます、姫様!」


「その服、すごく可愛らしいですね。」


「本当ですか!?」




頑張ってお洒落したんだろう、服もお化粧もすごく似合っていてとても綺麗だ。