(一)この世界ごと愛したい




…え?


今なにが起こったのか理解出来ない私に、レンがまた綺麗に笑ってみせる。




「俺の“嬉しい”はもう最大値だよ。」


「へ?」


「ありがとう、姫。」




もう何が何だか分かりませんが、はい!


こちらこそです!!!





それから私とレンは、何事もなかったかのように明日の天気について話したり。かと思えば今読んでる本について話したり。


そして私が医術について、少しレンに教えてもらったり。




そうしてる間にるうが部屋に来て、既にいるレンを見て驚いたり怒ったり。





決して平和ではないだろう一日が、幕を開けた。