「そう言えばもう一人で来ちゃダメだよ?」
「今日は君とこうして歩きたかったし、会いたくなったのも本当。」
あー…うん。
返しに困ります。非常に困ります。
もうここからは責められないもんね!?
「あ、ありがと…?」
「こちらこそありがとう。昨日は色々悩んだけど、君のお陰で吹っ切れたよ。」
「え?」
「そろそろ部屋に戻ろうか。」
どこか不思議な空気を残し、私達は無事に部屋まで戻ることが出来ました。
「そろそろるうが来ると思うから、そしたらお部屋に連れてってもらおうか。」
「もう一人でも平気な気もするけどね。」
それは私も思ってた。
エリクの標的が完全に私へシフトしているから、今刺客の類は送り込まない気がする。
そんな手間を掛けるくらいなら、エリク自身が動くだろう。
「それもそうだね。またるうにも相談してみようかー。」
ふと、何気なくレンを見る。
窓から差し込む朝日。
この朝日を浴びるレンが、今までに見たことないくらい輝いて見えた。
その紺碧の瞳が、まるで陽の下の海面の様にキラキラしていて目が離せない。

