「違和感ない?痛みは大丈夫?」
「ないない。全然大丈夫ー。」
「手、貸して?」
「ん?」
レンが私の手を握って歩く。
私は子供か???
「転ばないように。」
「転ばないよー。」
「念のためだよ。」
心配性だなー。
レンはどこか抜けてるし、天然っぽいなと思うこともあるけど。私の手を握るレンの手は、やっぱり私よりも大きくて。
「レン様…」
「様はいらないって言ってるのに。」
レン様の手が大きいねって話をしようと思ったんだけど、レンに遮られました。
「そういえばそうだったねー。」
「もちろん強制はしないけど。」
「うーん。特に意味はないんだけど。」
「君が敬称で呼ぶから、ルイが呼びにくいって言ってた。」
あーそれは確かに。
今はるうも普通にレンって呼んでるけどね。気にしなくていいだろうけど気を遣うものかー。
「じゃあ、レン?」
「……。(やっぱりやめとけばよかったかな。可愛すぎる。)」
「え、なになに?やっぱりだめだった?」
「そんなわけないよ、ありがとう。」

