私が眠たかったのは本当で、るうが部屋から出た後しっかりすぐ寝たんだけど。
その眠りはどうも浅かったようで、普段なら絶対に聞こえないはずの音で目を覚ました私。
コンコン。
と私の部屋のドアを叩く音がする。
外を見ると、朝になってることだけは分かった。
「はーい…。」
るうがいないので自分で対応する。
エリクではないのは分かっているので、私は特段警戒せずドアを開ける。
「…あれ、レン様?」
「おはよう姫。起こしてごめんね。」
「一人で来たの!?」
「いつも送ってくれるルイに悪いとも思ったんだけど。どうしても君に会いたくなって。」
…はい???
「ま、まあ、どうぞ?」
「姫ちょっと座ってくれる?」
私を椅子に座らせて。
何をするのかと思ったら、ガッチガチに固定していた包帯をようやく外してくれた。
「…すごい!!!」
不気味に黒い痣が広がっていた私の足が、もう綺麗に元通りになっていた。
「動かしてみて?」
「うん、全然痛くない!」

