(一)この世界ごと愛したい




考えても考えても、現状エリクの真意は見えてこないし。



とりあえず明日のことは忘れよう。




そしてみんなでお昼を済ませ、その間私はセザール王都の街の様子を聞いていた。



アレンデールとはまた違う食べ物や売り物が並んでいるという。




「明日はお土産よろしくねー。」


「何がいいんだよ。」


「おまかせでー。私が喜びそうなものしっかり見定めて選んできてね。」



るうとレンは今から悩み出した。




「リンが喜ぶもの?甘いもんか?」


「珍しい本じゃない?」


「あー、その手もあるな。」




商店が並ぶ場所ならば人通りも多いだろうし、滅多なことは起こらないだろう。


とにかく明日は、二人には出来る限り安全な場所にいてほしい。


オリビアさんに対する不信感も払拭できないから。




「リンは絶対に部屋から出るなよ?」


「はーい。」


「朝から行ってすぐ帰ってくる。」


「そうなんだ、気をつけてねー。」




本当に気を付けましょう。お互いに。