まだ憤りを感じているオリビアさんが、再度腕を振り上げるが。
…その手は私には届かない。
「おい。」
「ひっ…!」
般若の如きるうが、彼女の腕を掴んだ。
「来い。」
そう言って、るうはレンとオリビアを連れて雨の降る中街へ出掛けたのであった。
ようやく一人になれた私は、溜め息を吐いた。
嵐のような訪問続きで疲れた。
こんなにイライラしたのも久々だし、女の子に叩かれるのなんて初めての経験かもしれない。
「嫌われてたなー。」
と一瞬へこんだけど。
好かれたいとも思わないからいいかと開き直る。
そして私は一人快適に読書タイムを過ごした。

