レンをぐいぐい押して、るうが部屋を出る。
オリビアさんも着いて行くかと思いきや、私に向かって一言。
「あなたのような敵国の野蛮な姫が、レン王子と結ばれるなんてあってはならないことです。」
「…そうですか。」
「そうですかって、馬鹿にしてるの!?」
「いいえ。ただ、私ではなくセザール王に上奏されることをお勧めします。」
カッとなったオリビアさんが、私に向かって歩き出す。
パンっ!と乾いた音が響く。
オリビアさんが私の顔を平手打ち。
今日はなんて日だ。
こんな日はやっぱり、一人でいるに越したことない。
避けようと思えば避けれたし。
防ごうと思えば防げたわけなんだけど。それさえも面倒になって大人しく叩かれました。
「ご満足いただけました?」
「っ!!!」

