(一)この世界ごと愛したい






拘束期間、最終日。


待ちに待ったこの日が来ました。



そんな私は昨日ここ最近で一番多く睡眠時間を取ったからか、朝割と早めに目が開いた。




「っ!」



目の前にはるうの顔があって。


昨日あれからどうしたんだっけと、考えるも中々思い出せず。



そして良く考えれば身体はるうにがっちりホールドされていて動けなかった。




…え、何この状況。


でも動けないし、るう起こすのも可哀想だし。



何よりるうがポカポカで温かいから、私もホールド返ししてみた。




「あったかー。」


「…おい。」


「るうおはよー。」



ホールド返しでるうが起きてしまった。


お日様みたいに温かくて日向ぼっこしてる気分だ。




「何してんだ。」


「…るうのエネルギーを吸収してる。」



私がそう言うと。


るうは抱き締める腕の力をこれでもかってくらい強めた。







「…いくらでも持ってけ。」



してやったりと笑うその顔に、不覚にもやっぱり格好良いなと再確認させられた。