「雨、明日は止むかな。」
レンが窓から薬草を心配そうに見ている。
激しく降り注ぐ雨粒が、レンの薬草達を打ち付ける。残念ながらこの雨は明日も降り続く。
分かってはいるものの、それを伝えても何も出来ないので言わない。
この稀有な力は、公にしてあまり良いことがないことは何となく分かってる。
「飯。」
「ありがとー。」
今日もみんなでご飯を食べながら、レンの薬草が無事であることを願うしか私には出来なかった。
食後にまた苦い苦い薬を飲んで、私はまた本を眺める。
心地良くもある雨音を聞きながら、私はまたウトウトするけど何とか耐えようと頑張ってみる。
でも、結局強烈な睡魔には勝てないのだった。

