そんな気持ちを隠したくて、私はまた星空を見る。
るうと二人だけで過ごす時間も好きだけど、私はいつかまた、ハルと三人でこうして星を眺めたい。
「ハル、元気かなー。」
「…元気に寝てるだろ、きっと。」
「確かにー。」
無性にハルに会いたくなった。
そんなこと言ったら、きっとハルは笑うから絶対に言わないけど。
「私も頑張らなきゃハルに怒られるなー。」
「怒られんのは俺だろ。」
「なんで?」
「…あいつは理由がなくてもキレる。」
そんなことを言いながら、笑い合って。るうと二人でしばらく過ごした。
部屋に戻る時はまた抱えてもらうんだけど、慣れとは怖いもので。
「るう、歩き方雑。」
「落とすぞ。」
「…すみません。」
こんなに調子に乗れるようになりました。

