(一)この世界ごと愛したい





そんな意味不明な宣言をされたレンは、不思議そうな顔でるうを見る。




「そうなの?」


「そうなんだ。これは絶対なんだ。」


「…絶対、か。」


「もしその時が来たら俺に気を使う必要はねえけど、その代わり死んでも守ってくれ。」



るうにはるうの、内に秘める決意があることを私は全然知らなかった。





「なんで絶対って言えるの?」


「だって、死ぬ程可愛いだろ。」


「え…。」



目が点になるとはまさにこのこと。


そう言わんばかりに、レンの目は点になる。






「俺にはもう手遅れにも見える。」


「え…。」



最早疑問符を浮かべるしかないレン。


そして何故か自信たっぷりなるう。





今後の展開がどうなるかは、私にも分からない話だけど。



レンはただ困惑するしかないようだった。