そんな意味不明な宣言をされたレンは、不思議そうな顔でるうを見る。




「そうなの?」


「そうなんだ。これは絶対なんだ。」


「…絶対、か。」


「もしその時が来たら俺に気を使う必要はないけど。その代わり死んでも守ってくれ。」




るうにはるうの、内に秘める決意があることを私は全然知らなかった。





「なんで絶対って言えるの?」


「だって、めちゃくちゃ可愛いだろ。」


「え…。」




目が点になるとはまさにこのこと。


と言わんばかりに、レンの目は点になる。






「と言うか、俺にはもう手遅れに見える。」


「え…。」




最早『え…。』しか言えないレン。


そして何故か自信たっぷりなるう。





今後の展開がどうなるかは、私にも分からない話だけど。



レンはただただ、困惑するしかなかったようだった。