「リン?」
「あ、おかえり。」
レンを送って行ったるうが戻って来た。
「大丈夫か?」
「…私ね、実はちょっと自信ない。」
「……。」
「二年前みたいに、守りたいものを傷付けられたとして。ただ傍観してるだけなんてきっと今も出来っこない。」
何も成長出来てないんだけど。
仮に今ここが戦場だったとしても、私は同じ過ちを繰り返してしまう気がする。
「ただ幸か不幸か、ここは戦場じゃない。守りたいものも絞られてる。だから前と同じようにはならない…と思いたい。」
「最悪、俺と王子は捨てて行けって言ったってお前はどうせ聞かねえもんな。」
「そうなんだよねー。それが出来れば今も昔も圧勝なんだけど。」
「そんなお前だから、俺は側にいるんだ。」

