「さあ、姫。私と共に行きましょう。」
「え?」
コイツ何言ってんの!?
行くってどこ行くの!?
「遅くなりました、姫。」
るうが現場に到着。
今この場でるうが一番まともに見えるよ。
「おや、貴方も来ていたんですね。」
どうやらエリクはるうのことも覚えているっぽい。
…そして、るうも勿論覚えている。
その証拠に、るうの顔が少し強張ったのを私は見逃さなかった。
「まさか姫と、その右腕まで手に入るとは。セザールの軍事力はこれで世界最強だ。」
「…恐れ多いことです。」
「だが、姫が他の男と共に生活していると思うと少し面白くないな。」
エリクはるうに、己の剣を向ける。
途端に、全身の血がザワっと逆流するような感覚に襲われる。
だから、反射的に身体が動いた。

