いつものように朝るうに起こされて、ご飯を食べて書庫に行って本を読み漁って。


部屋でるうと談笑して、るうが部屋に戻った後もまた一人で本を読んでいる。



…そんな時だった。





「…っ!」



中庭から突然殺気が感じられたので少しカーテンを開けて下の様子を伺う。


下ではいつものように、レンが草花と戯れている。




いつもと違うのは、その背後の茂みの中に…四人、いや五人ほどの人影が剣を持って潜んでいる。





「…言わんこっちゃないなー。」




私はすぐに自分の剣を手に取った。